倒産からの軌跡第2章

決意から続き
会社に行き
以前から付いて来てくれている端口に話しをした。
この端口は右腕で、信頼の置ける人間であり
全てのことを、常に相談していた。
困惑している表情はあるものの
自分は社長についていきますと言ってくれた。
嬉しかったがそれだけで満足ができる心境でもなかった。
付いてきてもらわなければ困ることと、
彼の人生も考えることになる事が頭の中でめぐった。
若いときの心はすぐ変りやすいが、
今までも端口を信用してきたし
これからも全幅の信頼で行ってみようと誓った。
◆忙しい日々が毎日続く銀行との打ち合わせ
リース業者との打ち合わせ
業者との打ち合わせいろいろとあった。
そして妻とも別れ妻は実家に戻ることになった。
こういう状況での離婚は、かなりたいへんだった。
◆何が一番大変だったかというと
子供が引っ越すことになり学校を変わることだった。
小さいころは引越しというのは結構つらいもので
友達との別れを見ているのは言葉では表せない。
<すまない>この気持ちだけだった。
ただ親としてこれから息子に教えてあげなければならないことも
沢山あるわけでこれもひとつの勉強だと思い、引っ越す事になった。
◆ひとりでマンションにいるのはとてもさびしい状況だった。
周りの住人も明らかに
俺を避けている視線がものすごく分かるようになってきた。
こんないろんな状況が人を追い詰めて行くのかとも思った。
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■反省と勉強 ─────────────────────────────────
■反省
この時の倒産といいましても選択肢は何パターンかありました。
その時点で相談というより勝手に方向性を決めて報告したことに
問題がありました。
またそのうち詳しくは書きますが
何かの方向転換または新規事業でも
相談をしすぎれば否定の意見ばかりが出てきます。
逆にはっきりと方向を決めた段階で
「この方向に行くだからこういう段取りを取ろう」
と話したほうが零細企業では、良い方向だと思います。
なぜなら
はっきりいいますと社長と
社員では考え方、方向性の決定の仕方など
かなりのレベルが違うからです。
能力が凄いというより会社に対しての考えている力が凄いということです。
◆この溝は、社長から見ると
「結構同じにみんな考えているのかな」
と解釈したい気持ちもわかりますが
相当違うと思っておいて間違いありません。